ティーバッグ加工のエキスパート　有限会社キムラ加工

入社11年目　塚本さん

子育ての理解を得やすく
「優しい」会社

上の子どもが小学校3年生になり、下の子どもは保育園に預けてそろそろ働こうかな？と思ったのがきっかけで、キムラ加工に入社しました。今は、入社8年目で、9時から16時半まで働いています。月曜日から土曜日の週6日の中で、週4〜5日ほど働くかたちです。

最初にキムラ加工を選んだのは、ライン作業でないのがよかったのと、始業が9時からだったから。今では、人と雰囲気がとても優しい会社だなと思っています。福利厚生もしっかりしていて、有給休暇は月1回、使っていますね。好きな日に希望を出せば、それに応じてシフト表をつくってもらえるという感じです。ほかにも、土曜日にはお弁当が支給されたり、年に1回の旅行や親睦会などを、会社が主催してくれたりもします。

従業員は、子育て中の人や、子育て経験者の女性が多いので、子どもが風邪をひいてしまったときなどに快くシフトを代わってもらえますし、子育てのアドバイスもいただけます。社長や専務も、とても優しく、冗談を言い合えるくらいの関係です。入社当初からいろいろと融通を利かせてくれて、例えば、子どもの体調が悪く、始業に間に合いそうにないときに連絡をしたら、「慌てなくていいよ」と言ってもらえて。事情をきちんと話すことで、「じゃあ、こういう時には休んで、ほかの曜日に出勤するのはどう？」と、シフトの交換を提案してくれるので、助かっています。

高校生までの子ども限定で、クリスマスには、会社からクリスマスプレゼントもいただけます。子どもたちは、毎年それを楽しみにしていて、喜んでいますね。

ティーバッグの
生産を支える一人として

セットアップ作業というのもあり、作業中は、コミュニケーションをとりつつ黙々とこなしていますが、目標に対して「今日はこれだけできた」という達成感があります。「わからなかったら教えるから、聞いてね」という雰囲気なので、入社してから苦労したことも、あまりありません。

キムラ加工ではティーバッグを生産しています。一つのティーバッグがお客様のもとに届くまでに、農家さんから始まって多くの人の手が加わっていることを実感していて、素敵だなと。実は、キムラ加工の三角形のロゴマークは、テトラ（三角形のティーバッグ）の意味はもちろん、当時、キムラ加工を立ち上げた3人で会社をよりよくしていこうという意味を込めて、作られたそうです。「そのような思いが込められた三角形を、今では従業員のみんなで支えていくことで、意味も変わっていくんだよ」という話を社長から伺いました。会社を支える一人として、こうして携われていることを、日々嬉しく感じています。

入社5年目　安冨さん

キムラ加工の魅力は
「会社の雰囲気」

もともと、東京や浜松で料理人をしていましたが、別の業種のことも知りたいと思っていたときに、ご縁がありキムラ加工に入社しました。事務所の人手が足りていないというお話をいただき、自分のやりたいことをやれるほうが、将来的に楽しいだろうと思って。今は、入社1年半くらいで、正社員として8時半から17時まで働いています。午前中はデスクワーク、午後は外で届いた荷物の確認や計量をしていますね。具体的には、運送会社から送られてくる、原料やフィルターなどの荷物管理です。

ティーバッグは数グラム単位で作るので、例えば、送られてくる原料が1キロ足りなかったりすると、1,000個くらいの誤差が生まれてしまい、スケジュールを組み直さなければなりません。そのため、きちんとそろっているか、入念なチェックが必要です。特に忙しいのは5月のお茶の時期で、1日中外にいることもありますが、普段の残業は1時間もありません。

キムラ加工の雰囲気は、明るく・穏やか・和気あいあいとした感じで、最大の魅力だと思います。東京で料理人をしていたときは、殺伐とした感じだったので……正反対ですね。女性の多い職場ですが、同性同士のトラブルも全くなくて。人間関係が嫌で会社を離れてしまうというケースはよくあると思うので、そういう心配がなく楽しく働けるのは、自分にとっても大きいです。

お客様の喜ぶ顔を見るために

飲食業界にいたので、最初は全く知識がなく、相手の言っている意味がわからず少し苦労しました。新しいことを知れるのは、楽しみでもありましたけどね。また、大きな会社ではないからこそ、いろいろな問題に臨機応変に、ベストな対応をしなければならないため、判断力が培われたと思います。もし、こちらのミスでお客様にご迷惑をおかけしたのであれば、誠心誠意対応する「礼儀」も身に付きました。どうしてもこの日までに、と難しいご依頼を受けることもありますが、そこを頑張って間に合わせて、お客様から「ありがとうございます」と喜んだ顔を見られたときは、本当に嬉しいです。

これからは、役員を目指してさまざまなことにチャレンジしていきたいと考えています。特に、自社商品に力を入れていければと。人に言われてやるのではなく、自分で考えて動くほうが自分も楽しいですし、料理人時代の経験も、アイデアに活きてきそうで面白そうだなと今から思っています。 あとは、楽しく仕事をすることですね。人生の中で仕事をしている時間って、とても長いじゃないですか。だから、もちろん楽しいことばかりではないけれど、いかに楽しく・ポジティブに変換していくかを、これからも心がけていきたいです。

入社9年目　杉村さん

プライベートの時間
も大切にできる会社

以前は全然違う仕事をしていましたが、簿記の資格を持っていたこともあり、事務系での転職先を探していました。そのときに、偶然、ハローワークで募集を見つけたのが、キムラ加工です。現在の勤務時間は9時から17時までで、特に9時スタートというのが、家のことを済ませてから出勤できるのがいいな、と思って選びました。あとは、主人のお母さんと一緒に住んでいるので、何かあったときにすぐ戻れる距離というのも、キムラ加工を選んだ理由の一つです。

今は、入社6年目で、伝票の管理をはじめとした経理業務を中心に、事務として働いています。それまでの会社では、有給休暇をとるのにはそれなりの理由が必要で、全部消化したことはありませんでした。でも、キムラ加工では全部消化していいということで、月に1・2回取得し、趣味の時間を大切にしています。

ここにいる人たちは、皆さん優しくて、怒られたりパワハラがあったりすることもなく、私も順調にやらせていただいています。お昼休みは、皆さんと楽しく笑いながら話をしていますね。もちろん、仕事面で厳しいときもあるとは思いますが、「怖いから何も言えない、言うことを聞かないといけない」という悪い雰囲気はありません。お互いのことをわかり合って働いていると思います。

そういう雰囲気もあってか、60歳をすぎても勤めていらっしゃる方は、10人以上います。離職率が低いですよね。

これからも益々
成長していく会社の中で

最初は、簿記に関する業務は簡単にできたのですが、給料関係の業務はやったことがなかったので、教えてくださいというところから始まりました。慣れるまでは、大丈夫かなと不安でしたね。あとは、これまでの仕事では、お客様に接する機会がなかったので、キムラ加工にきて言葉遣いを学びました。今でも学び続けているという感じです。

仕事をするうえでは、少しアンテナを立てることを心がけています。皆さんそれぞれ忙しいので、何か忘れてしまうことも度々ありますので。それを踏まえて、私が常にアンテナを立てておいて、あとで必要になりそうなことを、メモするようにしています。そうすると、誰かが困っているときに、「こうじゃないですか？」「あそこにあるんじゃないですか？」とアシストできるかなと。

キムラ加工は、北海道から沖縄まで、全国から注文が入っている状況で、まだまだ成長している企業だと思います。自分用にもギフト用にも、便利なティーバッグの需要が増えているのだと体感しています。私自身も、いろいろな土地柄のお茶を知れるので面白いなと思いますし、忙しい分、充実感や達成感が大きいです。これからも、キムラ加工がだんだんと大きくなっていくのを見られるのが、楽しみですね。